VTuberは稼げる?代表的な収益化方法とマネタイズのコツを紹介!
2024.08.31近年注目を集めているVTuber。
これまでは、趣味の一環として活動しているクリエイターが多かったのですが、現在においては「職業」として取り組む方が増えています。
この記事を見ている方の中にも、「VTuberになって稼ぎたい!」そう考えている方がたくさんいるでしょう。
そこで今回は、VTuberは本当に稼げるのか、どうやって収益化すればいいのか、稼ぐためのコツはあるのかということについて、詳しく解説していきます。
VTuberは本当に稼げる?
現在活躍しているトップVTuberの中には、1億円以上収益化を実現している方もいるため、夢のある仕事に挑戦したいと考えている方にはピッタリです。
ただし、稼げるかどうかは努力と運次第であり、「誰でも簡単に稼げる」というわけではありません。
1億円以上稼ぐVTuberも存在していますが、年収0~10万円前後のVTuberもいます。
VTuberとして成功したいと考えている方は、VTuberをビジネスとして捉え、継続して挑戦し続ける必要があります。
事務所勢と個人勢で稼げる金額は変わる?
VTuberは大きく分けると以下2パターンに分類されます。
- 事務所勢
- 個人勢
それぞれで稼げる金額が変わってきますので、自分に合った方法を慎重に選んでいかなければなりません。
事務所勢の場合
VTuberとして事務所に所属した場合、事務所の取り分を差し引いた収益を受け取る形になります。
- 固定給
- 歩合給
- 固定給+歩合給
など様々で事務所ごとに異なりますが基本的に開示されていません。
金額については、契約内容(給料制度)や成績などによっても大きく変わるため一概にはいえませんが、人気VTuberになれば月収数百万円以上も見えてくるでしょう。
ただし、稼いだ金額が全て自分に入ってくるわけではなく、あくまでも事務所との契約内容に合わせて「報酬」が振り込まれる形になりますので注意が必要です。
個人勢の場合
近年では、事務所に所属せず個人で活動しているVTuberが増えています。
事務所に所属しているVTuberとは違い、活動を通して得た収益が全て自分の手元に入ってくるため、やり方次第では大きく稼げる可能性が高いです。
事務所の方針に従いたくない方、セルフプロデュースに自信がある方は個人勢としてチャレンジするのがおすすめです。
VTuberの代表的な収益化方法
VTuberの代表的な収益化方法は、以下6つです。
- 広告収入
- スーパーチャット
- 案件紹介
- グッズ販売
- イベント出演
- メンバーシップ
それぞれの特徴と稼ぎ方について、詳しく解説していきます。
広告収入
VTuberをはじめとする配信者の収益化方法として最も定番なのが広告収入です。
広告収入とは、広告の再生回数に合わせて得られる収益のことを指します。
明確な基準は出ていませんが、広告が1回再生されるごとに0.01~0.5円ほどの収益が発生するといわれています。
これまではYouTubeで広告収入を得るのが一般的でしたが、現在ではその他のSNSや動画配信サービスでも、広告収入を受け取れるようになっています。
ただし、どの媒体も広告収入を受け取るにあたって「条件」を設けていることが多いため、事前に確認しておきましょう。
スーパーチャット
スーパーチャットとは、配信中に使える投げ銭システムのことです。
通称「スパチャ」と呼ばれるこのシステムは、VTuberにとっての大きな収益源となります。
視聴者数が少なくても、少数のコアなファンが多額の投げ銭をしてくれる可能性があるため、駆け出しVTuberでも収益化につながる可能性があります。
ただし、スーパーチャットで得た金額が全額自分のものになるわけではなく、プラットフォームに30%~50%ほど引かれるため注意が必要です。
案件紹介
案件紹介とは、企業の商品やサービスを紹介し、その代わりに報酬を受け取るという方法です。
別名「企業案件」とも呼ばれています。
企業からの依頼となるため、高額な報酬に期待できます。
ただし、企業案件をもらうためにはある程度の知名度が必要ですので、駆け出しのころはあまり期待しない方が良いかもしれません。
グッズ販売
近年では、オリジナルグッズを販売して収益を得るVTuberが増えてきました。
グッズ販売と聞いて、キーホルダーやマグカップなどをイメージする方も多いと思いますが、ボイスなどのデジタルグッズも販売できます。
特に、グッズを量産できない個人VTuberにとってデジタルグッズ販売は非常に重要な収益源となります。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
イベント出演
VTuberは、企業などからオファーを受け、イベントやステージに出演することもあります。
この場合、タレント同様に出演料が出ますので、ある程度の収入を得られます。
ただし、交通費や宿泊費が含まれているケースもありますので、出演料の内訳を確認しておかなければなりません。
メンバーシップ
ある程度ファンが増えてきたら、メンバーシップを開設するのがおすすめです。
メンバーシップとは、ファンクラブのようなものであり、月額会費で毎月一定の収益を得られる可能性が高くなるのです。
ファンの数が多ければ多いほど稼ぎやすいシステムですので、慣れてきたらぜひ検討してみてください。
VTuberがマネタイズするコツ
近年では、VTuberの人口が増えており、これに伴って稼ぐためのハードルも上がっています。
個人VTuberが本格的に稼ぐためには、以下のコツを意識しなければなりません。
- 目標を明確にする
- コンセプトや活動内容を決める
- ターゲットを絞り込む
- 収益化方法を絞る
- 集客に力を入れる
VTuberとして目標を決める
VTuberは急成長を遂げているジャンルであり、努力と運次第では月収数百万円も夢ではありません。
ただ、何を目標にするかで活動スタイルや方針がガラッと変わるため、まずは自分が目指す姿を明確にするところから始める必要があります。
「たくさん稼ぎたい!」「年収1000万円を目指したい!」
といった曖昧な目標や、大きすぎる目標を立ててしまうと、挫折する可能性が高くなりますので注意してください。
コンセプトや活動内容を決める
VTuberとして稼ぐためには、コンセプトや活動内容を決めることが大切です。
ゲーム実況や歌配信、トークショーなど、VTuberはとにかく活動の幅が広く、やろうと思えば何でもできてしまいます。
ただ、コンセプトや活動内容が決まっていないと、統一感のない中途半端な状態となってしまうため、印象に残りにくくなります。
「この人といえばこれ」
というように、自分自身のイメージやスタイルを確立することにより、認知拡大やファンの獲得に繋げやすくなるため、自分の「強み」を明確にした上でコンセプトや活動内容を決めていきましょう。
ターゲットを絞り込む
VTuberに限った話ではありませんが、収益化を目指すためには「ターゲット」を明確にする必要があります。
若年層をターゲットにするのか、中高年層をターゲットにするのかによってもアプローチの方法が変わります。
また、ターゲットによって配信のテーマ(恋愛、雑談、ゲーム実況など)も変わってくるため、細かなターゲット像を設定しておかなければなりません。
性別や年齢だけでなく、
・恋人の有無
・職業
・年収のレンジ
などを細かく設定することによって、ターゲットに刺さる配信を行いやすくなります。
収益化方法を絞る
先ほども解説したように、VTuberの収益化方法は多岐に渡ります。
人気VTuberやトップVTuberは、様々な方法を駆使しながら収益を上げていますが、VTuberを始めたばかりのころは1つの収益化方法に絞って攻めていくのがおすすめです。
「あれもこれも」になってしまうと、全てが中途半端になり、目標とする収益を上げられなくなる可能性が高まりますので注意してください。
1つの方法である程度安定して収益を得られるようになったら、別の収益化方法にも挑戦してみましょう。
集客に力を入れる
VTuberとして稼ぐためには、集客に力を入れることが大切です。
どれだけ魅力的な配信をしていても、見てくれる視聴者がいなければ意味がありません。
ただ待っているだけで視聴者やファンを作れるほど甘い世界ではないため、自ら積極的に集客を行う必要があるのです。
SNSやブログ、広告などを活用して情報発信や宣伝を行うことにより、自分に興味や関心を持ってくれるユーザーが増えるため、必然的に視聴者やファンも獲得しやすくなります。
まずは目の前のリスナーと向き合おう
お金を稼ぐということは、お金を払ってくれる人に価値を提供することです。
あなたの配信に時間を割いてくれているリスナーに価値を提供することを追求すること、その上で満足して消費してもらえる関係を気づくことがマネタイズの第一歩につながります。
まずは目の前のリスナーにどんな価値を提供できるか?そこにお金という対価は発生するのか?というのを立ち止まって考えてみるのも良いでしょう。
まとめ
動画コンテンツの急成長に伴い、近年ではVTuberへの注目度が高まっています。
これまでは趣味の一環として挑戦する方が多かったのですが、現在においては「職業」として取り組む方が増えています。
トップVTuberの中には、1億円以上稼ぐ猛者もいるため、夢のある仕事といえるでしょう。
もちろん、全員が1億円以上稼げるわけではありませんし、中には年収0~10万円前後のVTuberもいますが、努力次第ではまとまった収益を上げられる可能性があります。
ただし、稼ぐことばかりに気を取られてはいけません。
まずは、目の前のリスナーに「どんな価値を提供できるのか?」をじっくり考えて、自身の活動の質を高めることが何よりも重要となります。