魅力的なシチュエーションボイスの作り方は?高品質な音声収録を行うための方法を紹介!
2024.09.06VTuberとして活動している方の中には、「シチュエーションボイスを作ってみたい」に挑戦したいと思っている方も多いのではないでしょうか?。
魅力的なシチュエーションボイスを作ることにより、収益化もしやすくなりますし、コアなファンも獲得しやすくなりますので一石二鳥といえます。
そこでこの記事では、シチュエーションボイスの作り方や必要な機材について、詳しく解説していきます。
シチュエーションボイスとは?
シチュエーションボイスは、音声コンテンツの1つです。
デートや告白など、特定のシチュエーションを想定したボイスを作り、それを音声コンテンツとして販売できます。
マグカップやキーホルダーなどとは違い、在庫を抱える必要がないため、VTuberにとっては非常にコスパが良いコンテンツといえるのです。
音声コンテンツを販売するなら「V-tamp」をご活用ください。
音声データに3Dデジタルアイテムをセットで販売することができるサービスです。
シチュエーションボイスを作るときに必要なもの
シチュエーションボイスを作るときに必要なものは、以下3つです。
- 台本
- 機材
- 編集ソフト
これらが揃っていないとシチュエーションボイスは作れませんので、事前に用意しておきましょう。
また、台本や機材、編集ソフトを用意する際は、少なからず費用がかかりますので、予算についても考えておかなければなりません。
VTuber必見!シチュエーションボイスの作り方ガイド!
シチュエーションボイスの作り方の流れは以下の通りです。
ステップ1:シチュエーションボイスを決める
ステップ2:台本を用意する
ステップ3:機材を用意する
ステップ4:録音と編集を行う
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
ステップ1:シチュエーションを決める
代表的なシチュエーションボイスコンテンツを大きく分けると以下3つに分類されます。
- ウェルカムボイス
- イベントボイス
- シチュエーションボイス
各ボイスで難易度や作り方が変わりますので、まずはどのボイスを作るかを決めるところから始めましょう。
■ウェルカムボイス
ウェルカムボイスとは、VTuberの自己紹介や一言ボイス(ありがとう、いってらっしゃい、おかえりなど)のことを指します。
作成の難易度が比較的低いため、初めて音声コンテンツを作る方におすすめです。
■イベントボイス
イベントボイスとは、クリスマスやバレンタインなど、季節のイベントに応じたボイスのことを指します。
決まった時期に出しやすいという特徴があり、中身を変えるだけでもコンスタントに販売できるため、収益を安定させたい方におすすめです。
■シチュエーションボイス
今回のテーマでもあるシチュエーションボイスは、季節に関係ないイベントを想定したボイスのことを指します。
例えば、
- デート
- 告白
- プロポーズ
- モーニングコール
などです。
先ほど紹介したイベントボイスやウェルカムボイスと比べてファンサービスの色が強く、工夫次第では新規ファンの獲得にも繋げられます。
また、V-tampでは定期的にイベントを行なっているので気になる方はチェックしてみて下さい。
ステップ2:台本を用意する
シチュエーションボイスを作成するときは、事前に台本を用意しておかなければなりません。
台本は、以下の方法で用意するのが一般的です。
- 自分で用意する
- 台本サイトを利用する
- クリエイターに依頼する
それぞれの方法について、詳しく見ていきましょう。
■自分で用意する
シチュエーションボイスの台本とは、事前にセリフを書き起こしたもののことであり、やろうと思えば自分でも作れます。
自分で台本を作る場合、コストも削減できますし、クリエイターを探す手間も省けます。
ただし、台本作りにはコツやポイントがあり、知識がない状態で制作に取りかかると失敗したり、想像以上に時間がかかったりしますので注意してください。
初めてシチュエーションボイスを作る場合は、テンプレートを使ったり、無料で公開されている台本に手を加えたりして制作するのがおすすめです。
■台本サイトを利用する
シチュエーションボイス初心者に最もおすすめなのは、台本サイトを利用する方法です。
無料かつ高品質で公開されているものが多いため、初心者でもクオリティの高い台本を作れます。
また、様々なシチュエーションが用意されていますので、テーマやコンセプト決めで困ることもありません。
■クリエイターに依頼する
よりクオリティの高い台本を作りたい場合は、プロに依頼するのがおすすめです。
プロに台本制作を依頼した場合、1からセリフやシチュエーションを考えてくれるため、オリジナル性の高いボイスを作れます。
ただし、自分で作る場合や台本サイトを利用する場合に比べると、高額な費用がかかりますので注意しましょう。
ステップ3:機材を用意する
シチュエーションボイスを作るためには、専用の機材が必要です。
ほとんどのVTuberが「音」に強いこだわりを持っており、VTuberコンテンツを聴き慣れたリスナーは第一声の音声品質が悪ければ離脱すると言われています。
中でも重要な機材は、以下4つです。
- オーディオインターフェイス
- マイク
- ノイズ除去ソフト
- DAW
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
■オーディオインターフェイス
オーディオインターフェイスとは、マイクやギターで撮った音をパソコンに入力するための機材です。
こう聞いて、「USB接続マイクを使ってパソコンに取り込めばいいだけでは?」と感じる方もいると思いますが、この方法だとどうしてもノイズが多くなります。
オーディオインターフェイスを活用することにより、ノイズを抑えられるため、スムーズにクオリティの高いボイスを作れるようになるのです。
■マイク
マイクは、シチュエーションボイス制作における必需品です。
ヘッドセットマイクやUSBマイクでもシチュエーションボイスは作れますが、先ほど紹介したオーディオインターフェイスに繋げるタイプのマイクを使うのがおすすめです。
音質を重視したい場合は音の解像度が高いコンデンサーマイクが好んで使用されます。
マイクの質は、シチュエーションボイスのクオリティを良くも悪くも左右しますので、機能性重視で選びましょう。
■ノイズ除去ソフト
どれだけ高性能のマイクやオーディオインターフェイス、レコーディング環境を使っても、ノイズを完全に除去することは難しいです。
ここで役立つのが、ノイズ除去ソフトです。
ノイズ除去ソフトを使うことによって、細かなノイズをしっかりと除去できますので、クオリティの高いシチュエーションボイスを作れるようになります。
中には無料で使えるソフトもありますので、ぜひ活用してみてください。
■DAW
DAWは、録音したシチュエーションボイスを編集したり、立体音響のようにカスタマイズしたりするときに使います。
ただ、オーディオインターフェイスを購入した場合、何かしらのDAWが付いてきますので、無理に購入する必要はありません。
ステップ4:録音と編集を行う
機材が揃ったら、録音と編集を進めていきます。
手順は、以下の通りです。
- 1:音源をDAWに取り込む
- 2:ノイズの消去、間の調整を行う
- 3:音の調整を行う
- 4:パンニングを行う
- 5:マスタリングを行う
それぞれについて、詳しく見ていきましょう。
■音源をDAWに取り込む
シチュエーションボイスを録音したら、DAWに音声を取り込んで、問題なく再生できるかを確認します。
このタイミングで、
・セリフ抜け
・音割れ
・ノイズ状態
などもチェックしておきましょう。
■ノイズの消去、間の調整を行う
音源自体に問題がなければ、ホワイトノイズやリップノイズを取り除きます。
明らかに目立つノイズは「一律除去」「一括除去」で取り除けますが、細かなノイズは取り切れないため、手作業でカットしていかなければなりません。
ノイズの除去が終わったら、間の調整を行います。
セリフとセリフの間に空白時間を設けることによって、リアルな雰囲気を演出できるようになります。
録音と同時に行うのは難しいため、編集作業時に行うのがおすすめです。
■音の調整を行う
心地良いと感じられるシチュエーションボイスを作るためには、イコライザーやコンプレッサーを使って音の調整を行う必要があります。
音の調整にはかなりの時間と手間がかかりますが、クオリティにかかわる重要な要素ですので、丁寧に行いましょう。
■パンニングを行う
DAWにはオートメーション機能があり、音の方向を左右に振り分けられます。
この作業のことを「パンニング」と呼びます。
バイノーラルマイクがあれば作業効率を高められますが、無くても疑似的にバイノーラル化が可能です。
■マスタリングを行う
最後にマスタリングを行って、シチュエーションボイスを最高の状態に仕上げます。
実際にスピーカーやイヤホンで音声を確認し、問題がないかをチェックしてください。
この作業が終わったら、wavファイルで出力をしてシチュエーションボイス作りは完了です。
YouTubeやSNSにアップしたり、音声コンテンツとして販売したりと、様々な方法で作品をアピールしていきましょう。
まとめ
シチュエーションボイスはグッズ同様、販売が可能であり、VTuberにとっての重要な収益源となります。
作成したシチュエーションボイスをたくさんの人に購入してもらうためには、クオリティを意識することが大切です。
ただし、クオリティの低いボイスを販売してしまうと自身のブランドに傷をつけてしまいます。
今回紹介したポイントに注意して時間をかけて丁寧に作成していきましょう。