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【初心者必見】VTuberの始め方とは?伸びるVTuberの特徴を紹介!

2024.08.30

動画コンテンツが急成長を遂げている昨今、顔出しせずに活動できるVTuberに興味を持つ方が急増しています。この記事を見ている方の中にも、VTuberに挑戦してみたいと考えている方がたくさんいるでしょう。

とはいえ、VTuberは比較的新しいジャンルということもあり、「何をどうすればいいかわからない」と悩んでいる方も多くいるはずです。

そこで今回は、VTuberの始め方や、伸びるVTuberの特徴について詳しく解説していきます。

VTuberとは?

VTuberとは「バーチャルユーチューバー」の略称です。

自分の顔を映さず、2Dあるいは3Dのキャラクターを動かして配信を行うことができます。

YouTubeを通して活動する配信者が多かったため「VTuber」と名付けられましたが、近年ではYouTubeだけでなく、ニコ生やTwitchなど、様々なサイトで配信が行われています。

 

VTuberになるメリット、デメリット

次にVTuberになるメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

メリット

VTuber最大のメリットは「顔出しをしなくても良い」ということです。

この記事を見ている方の中にも、「身バレが怖い」「恥ずかしい」という理由で動画配信に挑戦できずにいる方がたくさんいると思います。

しかし、VTuberの場合は2Dもしくは3Dのキャラクターを使って配信が行えるため、気軽にクリエイターデビューできるのです。

また、自分の好きなキャラクターを演じられるというのも、VTuberならではのメリットといえるでしょう。

性別や年齢に縛られることなく、自分が理想とするキャラクターを演じられるため、新しい自分を見つけたい方にもピッタリです。

 

デメリット

VTuberのデメリットは、ツールの学習や導入にコストがかかることです。

一般的な「ユーチューバー」同様、動画の企画や撮影、編集などを行う必要があるため、まとまった時間を確保しなければなりません。

また、アバターとなるキャラクターや、キャラクターを動かすための機材やソフトウェアも必要になりますので、ある程度コストもかかってきます。

さらに、近年ではVTuberへの興味や関心が高まっていることもあり、競争が激化しています。

ライバルが増えている中で最先端技術を常にキャッチアップして自身の活動に取り入れる必要があります。

戦略やマーケティングについてしっかりと考えておかないと、認知拡大やファンの獲得に繋げられなくなりますので注意しましょう。

 

VTuberの始め方ガイド

VTuberの始め方は、以下の通りです。

  • ステップ1:活動スタイルを決める
  • ステップ2:キャラクターをデザインする
  • ステップ3:機材を用意する
  • ステップ4:配信に必要なソフトを揃える
  • ステップ5:配信サイトを決める

 

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

 

ステップ1:活動スタイルを決める

初心者がVTuberになる方法は、主に3種類あります。

  • 個人VTuberとしてデビューする
  • 事務所に所属してVTuberデビューする
  • 企業とコラボしてVTuberデビューする

 

それぞれの活動スタイルにメリットとデメリットがありますので、自分に合った方法を慎重に選んでいかなければなりません。

 

■個人VTuberとしてデビューする

近年注目を集めているのが、個人VTuberです。

個人VTuberとは、事務所に所属せず、個人で活動しているクリエイターのことを指します。

中には、

「事務所に入らないとVTuberデビューできない」

と考えている方もいると思いますが、そんなことはありません。

個人VTuberには、ルールや制限に縛られることなく、自由に配信できるというメリットがあります。

ただし、全て自分で決める必要があり、何があっても自己責任となりますので、事前に知識を身につけておかなければなりません。

 

■事務所に所属してVTuberデビューする

VTuberへの興味や関心が高まってきたこともあり、近年ではVTuberを多く抱える事務所が増えてきています。

このような事務所に所属して、サポートを受けながらVTuberデビューするというのも1つの方法です。

ノウハウが一切なくても、事務所に入れば手厚いサポートを受けられるため、スムーズに配信を行えるようになります。

ただし、事務所に所属するということは、ルールや制限に縛られるということであり、収益についても事務所と分け合う形になりますので注意が必要です。

 

■企業とコラボしてVTuberデビューする

非常に珍しいケースですが、企業とコラボしてVTuberデビューするというやり方もあります。

この場合、VTuber活動における費用を企業が全て負担してくれることが多く、費用以外の面でもバックアップを受けられるため、気軽にVTuberとして活動できます。

ただし、企業がスポンサーとしてつく形になるため、方針や活動スタイルについては企業の意向を優先しなければなりません。

また、ある程度知名度がないと企業からオファーを受けることはできないため、一般の方にとっては非現実的な方法といえるでしょう。

 

ステップ2:キャラクターをデザインする

VTuberとして活動するためには、キャラクターを用意しなければなりません。

キャラクターの作り方には、以下3つの方法がありますが、それぞれでメリットやデメリットが異なるため、目的や予算に合った方法を探していく必要があります。

  • 自分で描く
  • 絵師に依頼する
  • 既存のイラストを購入する

 

■自分で描く

イラスト制作が得意な方は、自分でキャラクターを描いてみるのがおすすめです。

自分の頭の中にあるイメージや理想を完全再現できるため、

「絶対に妥協したくない」

という方にはピッタリの方法といえます。

ただし、知識やスキルがないとキャラクターのクオリティが落ちたり、想像以上に時間がかかったりしますので注意が必要です。

 

■絵師に依頼する

VTuberにとって、キャラクターは非常に重要な要素です。

スムーズに認知拡大やファン獲得に繋げるためには、クオリティの高いキャラクターを作らなければなりません。

イラストやキャラクター制作のプロである「絵師」に依頼することによって、イメージや理想に沿ったクオリティの高いキャラクターを作れる可能性が高くなります。

その分コストはかかりますが、手間や負担を軽減しながらクオリティの高いキャラクターを作れるため、トータルで見るとメリットの方が大きいといえるでしょう。

また、個人の絵師ではなく「制作会社」に依頼する方法もあります。

制作会社は、優秀なクリエイターを多く抱えているため、クオリティにばらつきがありません。

ただ、その分費用が高額になりやすいため、事前にしっかりと確認しておくことが大切です。

 

■既存のイラストを購入する

できるだけ早くキャラクターを制作したいという場合は、既存のイラストを購入してみましょう。

1からキャラクターを作るわけではないため、手っ取り早くキャラクターを入手できます。

中には、無料で配布されているキャラクターなどもありますので、お試しでVTuber活動をしてみたい方はぜひチェックしてみてください。

ただし、細かなこだわりやイメージを反映させることはできないため、

「絶対に妥協したくない」

という方は、お金と時間をかけてでも1から制作することをおすすめします。

 

ステップ3:機材を用意する

VTuberとして活動するためには、キャラクターだけでなく、様々な機材を用意しなければなりません。

以下、最低限必要な機材について詳しく見ていきましょう。

 

■パソコン

パソコンは、VTuberにとってのマストアイテムです。

近年では、スマホで配信できるサービスなども増えていますが、スマホだけだと活動の幅がグッと狭まってしまいます。

動画編集などもかなり大変になりますし、容量の問題なども出てきてしまいますので、パソコンは必ず用意しておきましょう。

こう聞いて、

「どれくらいのスペックのパソコンを用意しておけばいいの?」

という疑問を持つ方もいると思いますが、スペックの目安は配信内容や目的によっても変わってきます。

配信を行うだけであれば、低スペックのパソコンでも問題ありません。

しかし、ゲーム配信などをメインで行う場合、パソコンのスペックが低いとフリーズしたり、音声や映像が乱れたりするため、ある程度のスペックを兼ね備えたパソコンを用意する必要があります。

 

■マウス・キーボード

マウスやキーボードは、配信と直接関係ないように思えますよね。

ただ、VTuberとして活動する上では、少なからず動画編集などの作業が必要になります。

マウスやキーボードの質が低いと、編集作業や配信作業においてストレスを抱える可能性が高くなるのです。

ストレスが溜まると、配信にも悪影響が出てしまいます。

VTuberとして活動し続けるためには、モチベーションが物凄く重要ですので、価格だけでなく、性能や見た目などにも注目しながらマウスやキーボードを選ぶようにしましょう。

 

■モニター・Webカメラ

パソコンさえあれば、動画編集や配信は行えますが、画面が小さいと作業効率や配信のクオリティが下がりやすくなります。

より快適な環境で、クオリティの高い配信を行うためには、モニターとWebカメラにこだわるのがおすすめです。

大きめのモニターを用意しておくことによって、複数の画面を同時に立ち上げながらの配信もサクサク行えるようになります。

また、Webカメラを用意しておくことによって、キャラクターの表情や細かな動きもキャッチできるようになるため、配信のクオリティを高められます。

 

■ゲーム機

VTuberとゲーム実況は、もはやセットのようなものです。

ゲーム実況は、始めるまでのハードルが低く、難しい知識も必要ないため初心者VTuberには特におすすめです。

3万円~5万円程度を予算として確保しておけば、PS5やswitchなどの人気どころはしっかりと抑えられます。

「ゲーム機がないとVTuberを始められない」

というわけではありませんが、ゲーム機があるのとないのでは活動の幅が大きく変わってきますので、いざというときのためにも用意しておくのがおすすめです。

ただし、近年ではパソコンでプレイできるゲームも増えてきていますので、ハイスペックパソコンを購入している場合、無理してゲーム機を用意する必要はありません。

 

ステップ4:配信に必要なソフトを揃える

VTuberとして活動するためには、様々なソフトを用意する必要があります。

特に重要なのは、以下3つのソフトです。

  • 配信ソフト
  • 動画編集ソフト
  • アニメーションソフト

 

それぞれについて、詳しく見ていきましょう。

■配信ソフト

配信ソフトは、別名キャプチャーソフトとも呼ばれています。

動画を配信するために必要なソフトですので、忘れずに用意しておかなければなりません。

中でも有名なのが「OBS studio」というソフトです。

無料で使えるにもかかわらず、操作性や機能性が高いため、初心者から上級者まで幅広くおすすめできます。

 

■動画編集ソフト

動画編集ソフトも、VTuberにとっては重要なソフトです。

こう聞いて、

「配信するだけなら不要なのでは?」

と考える方もいると思いますが、競争が激化している昨今においては、配信だけでファンを集めるのが難しくなっています。

このようなことから、多くのVTuberが何らかの動画を1つのコンテンツとして、様々な媒体で投稿しています。

動画を投稿するためには、編集ソフトがほぼ必須となりますので、事前に用意しておきましょう。

 

■アニメーションソフト

アニメーションソフトとは、キャラクターに動きをつけてくれるソフトのことです。

あらかじめ設定しておいた動きをさせるのではなく、Webカメラから配信者である自分の動きや表情を読み取り、キャラクターに反映してくれます。

こちらも、VTuberにとっては必須のソフトですので、操作性や機能性、料金などを比較しながら自分に合ったソフトを探していきましょう。

 

ステップ5:配信サイトを決める

VTuberとして活動するための準備が整ったら、配信サイトを決めましょう。

代表的な配信サイトは、以下の通りです。

  • YouTube
  • Twitch

 

■YouTube

YouTubeは、世界最大の動画投稿サイトです。

日本だけでなく、世界中にユーザーがいますので、外国人のファンを獲得したいと考えている方にもおすすめできます。

ただし、YouTubeは現在レッドオーシャンとなっており、特に始めたばかりの頃は動画が埋もれてしまいやすいため、差別化戦略やマーケティング、YouTubeSEOなどの知識を身につけておかなければなりません。

 

■Twitch

Twitchは、Amazonが提供しているライブ配信サービスです。

ゲーム実況や配信に特化しているサービスですので、初心者VTuberにも最適といえます。

投げ銭機能やスポンサー機能などもありますので、スムーズに収益化を狙いたい方にもおすすめです。

ただし、ゲーム実況を行わないVTuberが利用するメリットはほとんどありませんので、活動の目的や方向性に合わせて利用するかどうかを判断していきましょう。

 

伸びる個人VTuberの特徴

近年では、事務所に所属せず個人で活動しているVTuberが増えています。

ただ、個人VTuberが全員成功しているわけではなく、結果が出ずに挫折する方もたくさんいます。

では、どうすれば個人VTuberとして成功できるのでしょうか。

ここからは、伸びる個人VTuberの特徴について詳しく解説していきます。

 

キャラクターの差別化を意識している

VTuberは参入障壁が低く、最低限の準備さえ整えれば誰でも挑戦できます。

このようなことから、近年ではVTuberになる方が急増しているのです。

まさに「VTuber戦国時代」ともいえる厳しい世界を生き抜くためには、ライバルと差別化を行うことが大切です。

キャラクターや声、個性など差別化できるポイントはたくさんありますので、自分の強みを明確にし、その強みをとことん磨いていきましょう。

 

集客に力を入れている

VTuberが増えている昨今においては、ただ動画を投稿したり、配信したりするだけでは再生回数も増えませんし、ファンも獲得できません。

大切なのは、積極的に集客を行うことです。

SNSを使って集客をしたり、広告を出して認知を拡大したりと、ファンを集める方法はたくさんありますので、自分の存在や魅力をしっかりとアピールしていきましょう。

キャラクターのクオリティが高い

個人VTuberとして成功している方は、総じてキャラクターのクオリティが高いです。

キャラクターは無料でも入手できますし、安価で購入することもできますが、それだとクオリティが下がってしまい、埋もれやすくなります。

キャラクターのクオリティは、個人VTuberにとっての重要な要素です。

「その他大勢」にならないためにも、徹底的にこだわり抜くことをおすすめします。

 

定期的に配信している

VTuberに限った話ではありませんが、配信者として成功するためには定期的に配信を行う必要があります。

動画を1本投稿しただけ、あるいは配信を1回行っただけでは認知やファンを獲得できません。

駆け出しの個人VTuberが成功するためには、ひとまず「覚えてもらう」ことが大切です。

定期的に配信を行うことによって、視聴者の目に触れる機会が増え、興味や関心を持ってもらえる可能性が高くなりますので、できるだけこまめに配信を行いましょう。

 

視聴者とのコミュニケーションを大切にしている

成功している個人VTuberは、視聴者とのコミュニケーションを大切にしています。

チャットやコメントに反応したり、SNSでいいねやリツイートをしたりすることによって、視聴者の印象に残りやすくなります。

どれだけ魅力的な配信をしていても、一方通行では意味がありません

視聴者とのコミュニケーションには少なからず時間もかかりますし、手間もかかります。

ただ、この部分を疎かにするとファンを獲得できなくなったり、誹謗中傷など心無いコメントが来やすくなったりしますので注意してください。

 

まとめ

VTuberとは、2Dや3Dのイラストを用いて配信を行うクリエイターのことです。

キャラクターを用意したり、機材を用意したりする必要はありますが、顔バレのリスクは低く、全体像を理解してしまえば意外とスムーズに活動を始められます。

ただ、VTuberは参入障壁が年々低くなっており、近年ライバルが急増しています。

個人VTuberとして成功するためには、差別化戦略やマーケティングなど、ビジネス要素も重要になってきますので、正しい知識を身につけた上で慎重に挑戦していきましょう。